はじめに

韓国で人気の非外科的リフトアップ治療であるウルセラ、シュリンク、ダブロなどの超音波肌リフトアップは、焦点を絞った超音波エネルギーを使い、手術のフェイスリフトで引き締めるのと同じSMAS層の深部にあるコラーゲン生成を促進します。

この治療の魅力は、切開も針も不要で、ダウンタイムがないことです。特に30代から50代の方にとっては、予防と若返りのちょうど良いバランスと言えます。たるみが気になってクリニックに来院し、数か月かけて肌が引き締まっていく効果を期待して帰ることができます。

しかし、薄い肌や敏感肌の場合はどうでしょうか？ここが注意が必要なポイントです。超音波リフトアップは安全で効果的と広く言われていますが、肌の構造が弱い方には、より慎重かつ専門的な対応が求められます。

多くのクリニックが教えてくれないこと

正直なところ、すべてのクリニックが施術時に皮膚の密度、神経の近接度、または皮膚の水分量を考慮しているわけではありません。特に、一般的なエネルギー設定を使う場合は注意が必要です。ここで問題が起こることがあります。

敏感肌や薄い皮膚は単なる見た目の問題ではなく、生理学的な現実です。皮下脂肪が少なく、神経の末端が近く、真皮の層が薄いため、不快感や一時的な副作用が起こりやすくなります。例えば：

• 過度の赤みやほてり

• 長引く腫れ

• 表面のあざ

• まれに神経の過敏症状（特にあごや目の周り）

これらの反応は、治療が個別に調整されている場合はあまり起こりませんが、画一的な方法を使うと非常に現実的なリスクとなります。

また、心理的な側面も無視できません。敏感肌の患者さんは、過去の治療で反応を経験していることが多く、自分の肌の耐性について不安を感じやすいです。その不安は正当なものであり、教育や透明性、そして何よりも個別に合わせたケアで対応することが大切です。

なぜ超音波リフティングは薄い肌や敏感肌でも安全なのか

リスクはあるものの、問題は技術そのものではなく、どのように使うかにあります。

オールラインクリニックでは、超音波リフティングをおすすめする前に、患者様一人ひとりの肌の厚さ、水分量、敏感さ、顔の構造を丁寧に評価しています。薄い肌の方には、以下のような対応を行っています。

• エネルギーレベルとパルスの深さを調整する：低いエネルギーレベルを精密に使うことで、SMAS層（筋膜層）を狙いながら表面のダメージを最小限に抑えます。

• カスタムマッピングを活用する：顔の地形を分析し、目の周りや口角、神経の近くなどリスクの高い部位を避けます。

• 肌修復療法と組み合わせる：施術後には鎮静効果のある美容液やLDM（局所的なダイナミックマイクロマッサージ）を用いて、肌の回復を助け炎症を抑えます。

• 治療を戦略的に重ねる：リフティングの前に保湿やバリア修復の施術を行い、肌の耐久力を高めることもあります。

このように患者様に合わせたカスタマイズにより、敏感肌の方でも超音波によるコラーゲン生成とリフティング効果を肌へのダメージや炎症なく享受できます。

もう一つ重要なのは、使用する機器の品質です。オールラインクリニックでは、ShurinkやDoublo Goldなど、FDA（米国食品医薬品局）およびKFDA（韓国食品医薬品安全処）認可の機器のみを使用しており、安定した正確なエネルギー供給が可能です。低品質や未承認の機器（残念ながら一部の低価格クリニックで使われていることがあります）は、結果のばらつきや肌トラブルのリスクが高まります。

また、治療間隔も重視しています。敏感肌は過度な刺激を避けるべきで、3～6か月かけて徐々に進める間隔を空けたプロトコルが、安全なコラーゲン再生を促します。

リアルトーク：施術中の感覚について

多くの患者さんは、皮膚の下で素早い熱のパルスや小さな電気ショックのような感覚を感じると表現します。痛みの感じやすい方や皮膚が非常に薄い方は、頬骨やあご、額など特定の部位でより鋭く強い刺激を感じることがあります。

快適さを保つために通常は麻酔クリームや冷却技術を使用しますが、正直な説明も大切にしています。施術は全く痛みがないわけではありませんが、耐えられないほどではありません。多くの患者さんは、何を感じるかを理解していることでよく耐えられています。

不快感は通常短時間で、コントロール可能です。重要なのは、この感覚がエネルギーが必要な組織層に正確に届いているサインであることです。敏感肌の方には、以下のような対応もご用意しています：

• 施術中の休憩で不快感を和らげます

• 二段階リフティングプランで顔を複数回に分けて施術します

• 痛み軽減の事前ケアとして、経口鎮痛剤や冷却ジェルを使用します

多くの方が見落としがちですが、施術後のケアも施術自体と同じくらい重要です。だからこそ、オールラインクリニックでは必ず以下のケアで仕上げています：

• 鎮静アンプルの導入

• 保湿マスク療法

• LEDまたはLDMケアで赤みを抑え、穏やかな治癒を促進します

このようなアフターケアは敏感肌の方にとって大きな違いを生み、ダウンタイムを短縮し、仕上がりの満足度を高めます。

超音波リフティングを避けるべき人は？

超音波リフティングが適さない、または施術を延期すべき特定のケースがあります：

• 非常に敏感または酒さ（ロザケア）傾向のある肌：これらの肌質は熱を使う施術で炎症が悪化しやすいです。

• 進行した顔面の萎縮：成熟しすぎた肌や健康状態が悪い肌では、強いリフティングが凹みを目立たせることがあります。

• 神経系の問題や神経障害：超音波は顔の主要な神経近くのSMAS層をターゲットにするため、これらの症状がある場合は医師の許可が必要です。

• 非現実的な期待：一度の施術でフェイスリフト並みの効果を期待すると、満足できない可能性が高いです。

また、感情面での準備も評価します。敏感肌の患者さんは、施術後の赤みなどの一時的な変化をダメージと誤解し、不安を感じやすい傾向があります。私たちは、現実的なイメージや正直な説明を通じて、患者さんが安心して施術を受けられるよう信頼関係を築いています。

こうした場合には、フラクショナルレーザー、LDM、RFマイクロニードリングなど、薄い肌にも優しく、それでいて肌の若返りや質感の改善、引き締めに効果的な施術をおすすめしています。

「できない」と言うのではなく、適切なケアの順序を見つけることが大切です。超音波リフティングは、時には第一歩ではなく、二番目や三番目のステップとなることもあります。

コンビネーション治療について

ここからが面白いところです：超音波リフトは単独で行う必要はありません。実際、補完的な施術と組み合わせることで、より効果的になることが多いのです。

オールラインクリニックでは、以下のような施術を組み合わせたリフトアッププログラムを患者様に合わせてカスタマイズしています：

• LDM（ローカルダイナミックマイクロマッサージ）：非侵襲的な治療で、血行を促進し、炎症を和らげ、肌の質感を改善します。超音波治療後の敏感な肌を落ち着かせるのに特に効果的です。

• PicoSureレーザー：真皮を過度に加熱することなく、肌の明るさや色素沈着のコントロールに優れています。リフトアップの前後に使用することで、肌全体の透明感を高めます。

• ONDAクールウェーブ：軽度の顎下脂肪（二重あご）をお持ちの方に適した技術で、脂肪量を減らしつつ、超音波で周囲の組織を引き締めます。

• MTS（マイクロニードルセラピーシステム）またはダーマブースター：肌の弾力を高め、経皮水分蒸散を減らす成分を浸透させるための施術です。

こう考えてみてください — 超音波が肌の土台を引き上げる一方で、これらの治療が表面を整え、回復をサポートします。その結果、より自然で完成度の高い若返り効果が得られます。

また、コンビネーション治療は一つの施術にすべてを任せる負担を軽減するため、特に敏感肌やダメージを受けた肌の治療において重要です。

それでは、超音波リフティングはあなたに適していますか？

もし肌が薄かったり敏感肌の場合でも、すぐに諦めないでください。ただし、どのクリニックでも気軽に施術を受けるのは避けましょう。

結果（およびリスク）は以下の要素によって変わります：

• あなたの肌の状態の基準

• 使用されるエネルギー設定

• 機器の技術

• 施術後のケアプラン

• 施術者の技術とカスタマイズの方法

ダウンタイムなしで自然なリフトアップを望みますか？
加齢が気になるけれど手術は怖いですか？
施術前にしっかり肌を診てくれるクリニックに投資する覚悟はありますか？

それなら、超音波リフティングは優れた選択肢となり得ます。特に他の肌をサポートする治療と組み合わせると効果的です。

私たちのアドバイスは、質問をしっかり行うこと。認証された機器を選ぶこと。施術者があなたの肌を詳しく診察することを確認すること。そして何より、安全性を最優先に考えるクリニックを選ぶことです。

適切な施術者は急がせません。施術のスケジュールや期待できる結果、そしてあなたの肌が本当にリフティングに適しているかどうかを丁寧に説明してくれます。

ナム・ミンギュン医師からの最後の言葉

「私たちが何度も確認してきたのは、敏感肌の方でも高度なエネルギー治療から恩恵を受けられるということです。ただし、それは個別に合わせたアプローチがあってこそ。画一的な治療法はありません。これがオールラインクリニックの理念の核心です。」